応用・システム統合向け|統合の手戻りを減らす領域別8製品|UNIPOS

応用・システム統合向け|統合の手戻りを減らす
「5つの重点領域」× 厳選製品

実装が進むほど増える「統合・テスト・UI」の手戻りを抑えるために、
シミュレーション/3D認識/モーション/テスト/表UIの5領域で整理しました(各領域に代表製品を掲載)。

統合フェーズで詰まりやすいポイント

応用・システム統合の段階では、単体の動作確認から一歩進み、センサ→処理→UI→運用までを「つないで動かす」比重が一気に高まります。 さらに、利用環境(ブラウザ/OS/端末)やチーム分業が増えることで、差分・依存・例外が表面化し、統合テストとUI実装の手戻りが起こりやすくなります。

  • ✅ 環境準備・部材選定・制御系の立ち上げで「まず動かす」まで時間がかかる
  • ✅ 制御・センサ・組込みが同時進行になり、検証が前に進みにくい
  • ✅ クラウド依存が高く、反復速度が落ちる
  • ✅ 実験・検証ログや設定が散らばり、再現・引き継ぎが難しくなる
  • ✅ 実機デバッグの回数が増え、原因切り分け(ソフト/ハード/ネットワーク)が長期化しやすい

応用フェーズ 課題ポイントの画像

厳選!応用・システム統合フェーズの代表製品

応用やシステム統合フェーズを「5つの領域」に分解し、各領域でよく使われる代表製品(1〜2件)を掲載しています。
該当しそうな領域からご確認ください。 (迷う場合は 無料相談 をご活用ください)

統合前の検証(シミュレーション)

実装が進むほど変更コストが上がるため、統合前に「動作の当たり」を付けておくと、後工程の手戻りを最小化できます。

RoboDK

ロボットシミュレーション オフライン検証 統合支援

実機導入前に動作検証を進め、統合作業の手戻りを減らします。

  • ロボット動作の事前検証
  • セル構成・導入検討の効率化
  • ティーチング工数の削減

入力の安定化(3D認識)

統合段階では「入力がブレる」と下流(制御・UI・評価)が全部不安定になります。まず3D認識の土台を固めるのが近道です。

StereoLabs ZED X Stereo Camera(ZED X / ZED X MINI)

ステレオ深度 産業グレード GMSL2/同期

ロボット統合を前提に、深度の安定取得と同期運用を重視したステレオカメラ。統合前の検証を前倒しできます。

  • 移動ロボットの障害物検知・ナビゲーション検証
  • 複数カメラ/外部同期を前提にしたセンサ統合の評価
  • 高フレームレート前提の深度取得・追従処理の検証

StereoLabs ZED 2i Stereo Camera

ステレオ深度 USB接続 広視野/収集

USBで素早く統合できるステレオカメラ。広視野の深度取得とデータ収集を回しやすく、統合フェーズの検証を進めます。

  • 開発PCに接続して、深度/点群の検証をすぐ開始
  • 広視野での障害物検知・距離推定・空間把握
  • 深度データ収集・評価(屋内外の検証を反復)

動作の再現(モーション)

デモ・評価・学習データの準備が必要になるタイミングなので、「人の手の動き」を再現できる形で取れると統合が前に進みます。

Manus Gloves

手指トラッキング 高精度モーション 外部トラッキング連携

指の可動と手の向きを高精度に取得し、必要に応じて外部トラッキングと組み合わせて「手の位置」まで含めた再現を進めやすくします。

  • 指の可動+手の向きをトラッキングし、手指動作の再現性を高める
  • OptiTrack/Vicon/SteamVR などと併用し、空間内の手の位置まで取得しやすい
  • データをワイヤレスでPCに送信し、VR上で確認・活用(Manus Coreライセンスが必要)

Rokoko Smartgloves

手指モーション ワイヤレス Rokoko Studio

セットアップの負担を抑えつつ、手指モーションをワイヤレスで取得。反復しながらデータを整えていく運用に向きます。

  • IMUセンサで手指モーションを取得(7トラッカー)
  • Wi-FiでPC/スマートデバイスへ送信でき、素早くセットアップしやすい
  • リアルタイム編集に対応し、収録→確認→修正の反復を回しやすい

環境差分の吸収(テスト)

統合が進むほど「OS/ブラウザ/端末差分」が表面化します。後回しにすると検証が止まるので、早めに吸収策を用意します。

BrowserStack

クロスブラウザ 実機テスト QA効率化

環境差分を吸収してテスト反復を回しやすくし、品質確認の手間を圧縮します。

  • 回帰テスト・動作確認
  • 端末/OS/ブラウザ差分の検証
  • テスト自動化の基盤

実装が詰まりやすいUI(表・入力)

統合フェーズでは「入力・編集・集計」のUIが最後に残りやすく、ここが未整備だと検証と運用が止まりがちです。 用途に応じて、“高機能データグリッド”“スプレッドシート型入力UI”で選べるように2製品を並べます。

AG Grid Enterprise

データグリッド 集計・ピボット 大規模データ

管理画面・分析UIで必要になりやすい「高速表示+高度な表機能」をまとめて実装し、統合後半の詰まりを減らします。

  • 管理画面/ダッシュボードの高機能テーブル
  • グルーピング・集計・ピボット等を前提にした閲覧UI
  • 大量レコードの検索・フィルタ・エクスポート

Handsontable

スプレッドシートUI 編集・入力 検証・バリデーション

Excel/Google Sheetsに近い操作感で“入力・編集を回すための表UI”を作りやすく、登録ツールや検証画面の停滞を防ぎます。

  • データエントリ(入力・修正)画面の構築
  • セル編集+検証(バリデーション)を前提にしたUI
  • コピー&ペースト/オートフィル等の“表操作”を実装

ここで紹介した製品は、統合フェーズの課題を整理するための代表例です。
UNIPOSでは、システム構成・要件・ご予算に合わせて、ほかの候補も含めて最適な組み合わせをご提案できます。

「どこで手戻りしているか分からない」「統合前に検証できる形へ落としたい」「UIやテストが後回しで詰まっている」など、 途中段階でもOKです。状況を伺い、比較前提で整理します。

候補を整理して提案してもらう(見積・導入相談)

例:構成(センサ/ロボ/クラウド/エッジ)・言語/フレームワーク・対象環境(OS/ブラウザ/端末)・既存の課題(同期/UI/テスト)・期限感 だけでもOKです。

関連ページのご案内

ほかのフェーズの厳選製品や、全体像(ポータル)もあわせてご確認ください。

※ 応用・システム統合は「入出力・同期・テスト・UI」で詰まりやすいフェーズです。

「どれを選べばいいか分からない」「既存環境に載るか不安」という段階でもOK。比較前提で候補を整理します。

例:対象(ロボット/計測/アプリ)・既存環境(OS/言語/デバイス)・制約(納期/予算/接続方式)だけでもOKです。