【リリース情報】Hello Robot Stretch 4|自律移動と物体操作に対応したモバイルマニピュレータ

ユニポスで取り扱っております、Hello Robot 社製のモバイルマニピュレータ「Stretch」シリーズの新モデル 「Hello Robot Stretch 4」がリリースされました。

Stretch 4 は、家庭や職場など人が活動する環境でのロボット研究・アプリケーション開発を想定した、オープンソースのモバイルマニピュレータです。ROS 2 と Python SDK に対応し、自律移動、物体把持、環境認識、データ収集、Embodied AI 研究など、幅広いロボティクス開発に活用できます。

Stretch 4 は、移動・認識・把持・操作・データ収集を1台で行える研究開発向けロボットプラットフォームです。
ROS 2対応のオープンソース環境により、自律移動ロボット、移動マニピュレータ、Embodied AI などの実機検証に利用できます。

Hello Robot Stretch 4 の動作イメージ

Stretch について

Stretch は、全方向に移動できるモバイルベースに、伸縮式アーム、手首機構、グリッパー、各種センサー、コンピュータを搭載したモバイルマニピュレータです。

人間の生活空間や作業環境に近い場所で動作することを想定して設計されており、移動しながら対象物に近づき、アームを伸ばして物体を把持・操作することができます。研究用途では、遠隔操作、自律移動、ロボットマニピュレーション、3D SLAM、データ収集、AIを用いた把持動作の検証などに利用できます。

従来のロボットアーム単体では検証しにくい「移動」と「操作」を組み合わせた研究開発を、実機環境で進めやすい点が特徴です。


Stretch 4 の主なアップデート

Hello Robot Stretch 4 本体イメージ

Stretch 4は、ハードウェア、センシング、コンピュート環境、ソフトウェア、運用性の各面で機能が強化されています。

特に、3輪オムニホイールによる全方向移動ベースデュアル3D半球LiDARによる広範囲の環境認識、複数のRGB / RGBDカメラ、Intel NUC 15 と NVIDIA Jetson Orin NX を組み合わせたデュアルコンピュート構成などにより、自律移動や Embodied AI アプリケーションの開発に適した構成となっています。

また、統合・キャリブレーション済みの状態で提供されるため、導入後すぐに研究開発へ取りかかりやすい点も、研究開発用プラットフォームとして大きなメリットです。

ポイント:Stretch 4 は、ロボット単体のハードウェアだけでなく、ROS 2 / Python SDK、各種センサー、コンピュート環境、リファレンスアプリケーションまで含めて、研究開発に取り組みやすい構成となっています。

人と同じ空間での利用を想定した設計

hello robot Stretch 4 省スペース

Stretch 4 は、人の近くで動作することを前提に、コンパクトな本体形状と接触に配慮した構造を備えています。

高さ160cm、直径約43cmのフットプリントに、全方向移動ベースと伸縮式アームを組み合わせることで、家庭やオフィス、研究室など、限られたスペースでも移動・操作の検証を行いやすくなっています。

また、スマートフォンやタブレットを用いたシンプルな操作インターフェースにも対応しており、ロボットの専門知識を持たないユーザーとのインタラクション評価にも活用できます。

センシング機能の強化

Stretch 4 は、周囲の環境や操作対象を認識するための複数のセンサーを搭載しています。

デュアル3D半球LiDARにより、ロボット周囲の広範囲なセンシングに対応します。さらに、広角RGBカメラ、高解像度RGBカメラ、手首部のRGBDカメラを組み合わせることで、移動中の環境認識から、物体把持時の近距離認識まで幅広く対応できます。

これにより、マッピング、ナビゲーション、3D SLAM、物体認識、把持位置推定など、自律ロボット研究に必要な認識処理を実機で検証しやすくなっています。

自律移動・自律操作開発に対応

Stretch 4 は、ROS 2 と Python SDK に対応したオープンソースの開発環境を備えています。

マッピング、ナビゲーション、3D SLAM、データ収集、VLM Grasping などの研究開発に利用でき、自律移動とマニピュレーションを組み合わせたアプリケーション開発に適しています。

また、Embodied AI や Physical AI の研究に向けたリファレンスアプリケーションやデモも用意されており、実世界で動作するAIロボットの研究開発プラットフォームとして活用できます。

長時間運用と自己充電に対応

Stretch 4 は、軽負荷時で最大8時間の稼働に対応し、自己充電機能(* オプション:ドッキングステーション)も備えています。

長時間のデータ収集、継続的なナビゲーション評価、生活支援ロボットの実証実験など、一定時間にわたってロボットを運用する研究にも適しています。

また、バラストを取り外すことで搬送時の重量を軽減できるため、研究室内での移動や設置変更にも配慮されています。

Stretch 4 の主な特徴

  • ROS 2 と Python SDK に対応
  • オープンソースソフトウェアを採用
  • 統合・キャリブレーション済みの状態で提供
  • 3輪オムニホイールによる全方向移動ベースを搭載
  • 伸縮式アーム3自由度の手首機構を搭載
  • Stretch Gripper 4 を標準搭載
  • デュアル3D半球LiDARによる広範囲センシングに対応
  • 広角RGBカメラ、高解像度RGBカメラ、手首RGBDカメラを搭載
  • Intel NUC 15 と NVIDIA Jetson Orin NX によるデュアルコンピュート構成
  • 自律充電機能に対応
  • Embodied AI向けのリファレンスデモを提供
  • VLM Grasping、3D SLAM、ナビゲーション、データ収集などの研究開発に対応

想定される用途

Stretch 4 は、以下のような研究開発用途に適しています。

  • Embodied AI / Physical AI 研究
  • 自律移動ロボット研究
  • 移動マニピュレータの制御開発
  • ロボットマニピュレーション研究
  • 物体把持・物体操作の検証
  • 3D SLAM・マッピング研究
  • ナビゲーションアルゴリズムの検証
  • VLM Grasping の開発
  • 遠隔操作・テレオペレーション研究
  • 生活支援ロボット・介助ロボットの実証実験
  • 実環境におけるロボットデータ収集

Embodied AI とは

Embodied AI とは、カメラ、LiDAR、IMU、グリッパー、アーム、移動ベースなどの身体性を持つロボットを通じて、AIが実世界の環境を認識し、移動や操作を行うための研究分野です。

画像やテキストなどのデジタルデータ上で完結するAIとは異なり、Embodied AI では、AIが物理空間の中で対象物や人、障害物、環境変化を認識しながら行動する必要があります。

Stretch 4 は、移動、認識、把持、操作、データ収集を1台で行える構成を備えているため、Embodied AI の実機検証に適した研究開発プラットフォームです。

動画

Stretch 4 の動作イメージは、メーカー公開動画でも確認できます。

Hello Robot 社について

Hello Robot 社は、モバイルマニピュレータ「Stretch」シリーズを開発する米国のロボットメーカーです。

Stretch シリーズは、人と同じ空間で動作するロボットの研究開発を目的として設計されており、大学・研究機関・企業のロボティクス研究、生活支援ロボット開発、Embodied AI 研究などで活用されています。

同社は、ロボットが人の生活や仕事を支援する未来を目指し、オープンソースのソフトウェアエコシステム実用的なハードウェアを組み合わせたプラットフォームを提供しています。

商品の詳細・お問い合わせ

Hello Robot Stretch 4 | 自律移動と物体操作に対応したモバイルマニピュレータ